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2017-02-25

ドイツ旅日記③ 奇跡のアンサンブル

時系列で言うともっと後に投稿する事になるのですがドレスデン滞在の昨日2/23は今回のツアーで恐らく1番印象に残るであろう1日なので少しでも記憶が明確に刻まれているうちに投稿します。

一昨日寿司パーティー第二弾inドレスデンだった訳ですがパーティーは大成功!(その模様は後ほど投稿します)
パーティーの終わりにホルンのみんなが「明日何してんの?時間が合ったら一緒に吹かないか?」と言ってくれました。
マジか???世界のトッププレーヤーからお誘いを受けるなんて!
雅音さんから一応マウスピース(口つけるとこ)持ってきてと言われてたけどほんとに吹ける機会がもらえるとは思いませんでした。


そして12:30に彼らシュターツカペレドレスデンの本拠地ゼンパーオーパーへ。
彼らの案内で楽屋口から入れてもらいホルンメンバーの部屋へ。
部屋の中には意外にも無造作にホルンが置いてあり驚きました。
楽器は当然持ってきてないのですが首席奏者のゾルタン(1番でかい人)が「今日はこれが君の楽器だよ!」と自分のホルンを貸してくれました。

 


そしてホルン部屋の向かいの練習室へ入りアンサンブル開始!
通称「緑本」と呼んでるアンサンブルの譜面を渡されいきなりスタート。
めちゃくちゃ緊張しました!
ゾルタンの楽器はアレキサンダーというメーカーでとても響きが良く(とても高価でもある)下手な私でも時折今迄聴いた事のない音色を出してくれました。
初見での演奏は大変でしたが約40分ほど休みなく続きソロや主旋律のパートが上手く吹けたときは床に足をスリスリして褒めてくれました。

 


世界のトップレベルの人達との奇跡のアンサンブルの時間はあっという間でした。
下手な私に合わせてゆっくりと吹きやすくタイミングを計ってくれて気遣いも素晴らしい人たち。
ほんとのトップの人達は威張ってなくて懐が広いんだなぁと痛感しました。
最後にみんなで記念撮影をしました。
今年は日本ツアーは無いけどまた会おうね!って言ってくれた時には危うく涙腺が崩壊しそうでした。
多分お金貯めて私がここに来る方が先になると思います。
この夜はゾルタンと昨年来店した時に一緒に吹いてくれたミクが演奏するオペラオテロのプレミア講演。
指揮はマエストロ クリスティアンティーレマン!
その模様はこの次の旅日記4にてご紹介します。