ドイツ旅日記④ シューマンスバー 前半
旅の最終日、いよいよミュンヘンの名店シューマンスでのスペシャル寿司ランチの会
9時にお店に入ります。
オーナーのチャールズさんが「おはよう!今日は頼むぞ!」という感じで出迎えて下さいまして早速地下のキッチンに通されます。
そこで今日のアシスタントに抜擢されたマルコスさんを紹介されます。
マルコスさんは入店6年で英語が上手でコミニケーションを取る上で全く問題無し。
仕事も早く私からの指示通り的確に仕込みをしてくれます。
とても助かりました。
メニューの内容をチェックしながらテキパキと作業を進めます。
チャールズさんがちょくちょく顔を出して片言の日本語で「大丈夫ですか?」と声をかけてくれました。
今日のパーティーの小さな前菜として故郷秋田のいぶりがっこのクリームチーズのせを作るのにマルコスさんにいぶりがっこの説明を。
この日の為に特別にフランス産の生のウニと殻付きの活けホタテをお願いしておりました。
それがこちらです。
ウニの殻は紫色と白の二種でかなり硬く開けるのが大変で二人がかりで作業しました。
身はこれくらいしか入ってませんが味は甘くて美味しいですよ。
鯖は軽く〆てから日本から持ってきたスモークマシンで香りを付けて前菜のサラダに使います。
鯖は小ぶりですが脂がのってて美味しいんですよ。
そしてお味噌汁はアンコウの粕汁仕立てを作りました。
こちらでもアンコウは食べるのですが日本の様に皮などは食べず身だけを食べます。
お味噌と酒粕は故郷秋田のものを日本から持ってきました。
マルコスさんとの連携が良く着々と仕込みが進みお客様がいらっしゃる13時前にほんのちょっとだけ時間が取れたので近くに髪を切る店がないかスタッフさんに尋ねると隣にビダルサスーンあるけど混んでるしカットだけで80ユーロするよと言われてどうしようかなと思ってたところにチャールズさんが来られてどうしたの?と聞かれたので髪が気になる旨を伝えると「俺はその髪でも別に気にならないけど?」
と言われて私が「新聞社の方もいらっしゃるみたいですしいつもはもっと短いんです」と説明すると「よし!nobuが気にしてるんならちょっと一緒に行って直ぐに切ってもらえるか聞いてあげるよLet’s go! 」と作務衣のまま即座に連れ出されました。
チャールズさんのお店は入り口にテラス席があり天気の良い日やタバコを吸う方はそちらで食事をされます。
テラス席で丁度ビダルサスーンの女性スタッフさんがコーヒーを飲んでました。
チャールズさんが彼女に事情を説明して(ドイツ語で)直ぐに切ってもらうように頼んで下さいました。
「nobu 良かったね!これで気持ち良く握れるだろ?カット代は俺が払っとくからいいよ!」と告げてお店に戻られました。
チャールズさんかっこよすぎます。。
そしてスタッフさんに促されそのまま入店、店長さんとおぼしき方に事情を説明されて席に案内頂きそのままカット。
その模様がこちら。
金髪の綺麗なスタッフさんにカットしていただきました。
「10分は無理だけど15分頂戴ね」と言ってバリカンは使わずにハサミで切って下さいました。
そしてカット終了!
スッキリしました!
まさか世界的な高級ヘアサロンでカットして頂けるとは。。
チャールズさんやビダルサスーンの皆さんに感謝です。
そしてお店に戻りいよいよパーティー開始です。
後編に続く