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2016-10-09

寿司屋物語銀座編60 原価率5%upキャンペーン

銀座に移転して一年経ちここんとこちょっと考えている事がある。

うに祭りやいくら祭りの募集をするとあっという間に満席になります。

他店でやってないとか銀座の真ん中で鱈腹うにが食えるとか様々な理由があるんだと思うんだけど来たお客様に言わせると「お得感」があるらしい。

確かに飲み放題付きでうに祭りは12,800円、いくら祭りで10,000円。

image銀座という立地も考えると安心出来る価格だと思う。

それではうちの主力メニュー熟成肉と馬か〜コースの内訳をみるとどうなのかな?と。

image食べられたお客様に意見を聞くと「量が多くて満足」「食べきれない」など概ね好評なようです。

先日決算だったので丁度銀座に一年経ち年間を通しての食材仕入れ原価率が出ました。

35%

包装資材や箸などの予備的な仕入れは含まれてないので実際は38%くらいかな?

悪くない数字なんだけど何か引っかかるんだよね。

うに祭りや、いくら祭りは仕入れ原価率40%を超えてくる。

その代わり募集するとあっという間に満席。

この原価率5%の差にお客様の「お得感」があるんじゃないかと思うんですよ。

そこで、、、、

原価率を5%上げてみようかと。
簡単に言うと一万円のコースに3500円の仕入れがかかっているのであればあと500円かけてみようという事。
単純にコースの品目を増やす時と鮪や肉のランクを上げてる時と仕入れによりパターンは変わりますが。
実は数日前からこの試みはスタートしております。
image真鱈の白子ポン酢とカキを「おまけ」として出してます。
昨日もコースのお客様に「これコースメニューに入ってないんだけど仲買さんが安く出してくれたのでオマケです」と言って白子とカキを出したら大喜びされました。
予期してなかった「オマケ」に「お得感」を感じてもらえたのではないかな?
とりあえず連休明けからも年内は原価率5%の「オマケ」キャンペーンで行こうと思います。
大井町時代好評で私のウリだった焼きたて出汁巻き玉子も復活させようかなとか考えてます。
もちろん量が増えて食べきれなくなりそうなお客様にはお声かけして調整します。
コースメニュー主体ではあるけどあまりメニューにある形にこだわらずお客様のニーズにフレキシブルに合わせて行きたいなと。
音楽に例えるならコースメニューが譜面とすると譜面通りに終らずアドリブや曲調を相手によって変えてく感じかな。
長々と書いてしまいましたが大井町から銀座に移転して一年経ち銀座内でのまさかの引越しも終わりようやく落ち着いてきたので色々試して行きたいと思います。
お客様に再来店いただく為の動機として「驚きと感動」と聞いたことがあります。
味、値段、サービス、私のトーク(笑)、トータルして驚きと感動を伝えられる様に頑張ります。

銀座で一番安心して入れる寿司屋を目指して。
ご予約はこちらからどうぞお願いいたします。
https://yoyaku.toreta.in/sushisaisho